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春のタカの渡り 妄想編

今年は、春のタカの渡りを随分と追いかけました。
迷惑でしょうが、これが春の雑感総集編という事で書きます。
3月初めのハイタカに始まってノスリ、サシバそして5月のハチクマを空に探して見上げていました。
6月になり、さすがに春の渡りもお終いだと思います。
なにせ、あちこちに出かけては、そのほとんどが空振りでしたのでタカが渡らない記録は残せますが、タカが渡る記録としては約に立ちません。
そこでタカが渡る様子を夢見ながら、次の春には、いや今年の秋には見られる経路を妄想してみました。
実績に基づいた予想ではありません、あくまでも妄想です。

春のタカの渡りの経路については、私が知らないだけで多分、各地で色々と調査されているのだと思います。
タカの渡りについて謎の解明も進んでいいるのでしょうが、素人として雑感でも書きましたが、
①サシバの渡りにおいて、南西諸島を北上して九州を経由して四国の高知、徳島の東部自然園、鳴門山などで数えられた数千~数百のタカが、その後に飛んで行ったであろう本州では、まとまったカウントが何処の観察地でも見られず消えてしまう不思議。
秋であれば数千のカウントも出る渥美半島や、静岡市、金華山等でも、それこそ数十が精いっぱいである。

②朝鮮半島から南下して九州へ入り、本州では広島の佐伯運動公園でカウントされた千を超えるようなハチクマが、その先では何処でもカウントされずに消えてしまっている。

てな事があげられます。
で、春のタカの渡り妄想の飛行ルートを書いてみました。
春のタカの渡り 妄想編_e0123889_22563553.jpg
赤の→はハチクマの妄想経路、緑の→はサシバの妄想経路ですね。
これは大体一般的なものではありますが、今回の妄想では琵琶湖の北に→を書いてみました。
これが、この春最大の妄想です。
琵琶湖の北を通ってサシバもハチクマも、ひょっとしてノスリも北上しているのではないか、というのが私の妄想ですね。

実は、琵琶湖の北にある賤ヶ岳に何回か通いました。
結果としては、ほぼ何も観察出来なかったものの、現地でカウントされている滋賀の野鳥の会の方に出会いました。
春の観察は、まだ始まったばかりのようでしたが、最大400羽を超えるハチクマをカウントされた事があると伺いました!
おそらく、広島でカウントされたハチクマが中国山地を飛んで通過したのではないかと妄想されますよね。
さらに、サシバはもう少し北よりの福井県との境辺りを渡っているかもしれないという情報も聞きました。
琵琶湖の北の端から日本海までの間に、春と秋の両方でハチクマの渡るメインルートがあるような感じです。
サシバに限れば秋は琵琶湖の東側がメインルートのようですが、春はもしかしたら琵琶湖の北が怪しいかもしれないというのが私の妄想です。
ハチクマとサシバ、琵琶湖の北の何処かで空を見上げたら、とんでもないタカ柱が見られるかもしれない!!
そう思って春のタカの渡りが終わった琵琶湖の北へ何度か出かけました。
何とか観察が出来そうな場所が一か所ありましたが、そこをタカが渡るかは??ですね。
秋にハチクマの渡りを見つけに出かけたいと思います。

あれやこれやでタカの春の渡りを引っ張ってきましたが、これでお終いです。
随分と充実した春でした。
とても楽しい時間を過ごす事ができました。
渡る鳥たちに感謝ですね。







by tumaguro | 2016-06-27 22:16 | 野鳥

身近な自然の記録です

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